titan ring 漢字の彫刻

サイズ直しできないチタンのデメリットのおかげで

サイズ直しをしなくていい指輪を絶対に作るという作り手の姿勢。
既製品のようにあとからサイズ直しできるという安易な作り方はぜったいに許されないのがチタンのシビアな指輪作り。職人のわざの発揮のしどころともいえます。
 チタンのサイズ直しできないデメリットを研究し、サイズを直す必要のない究極のサイズというのを探して日々制作しています.
指のサイズは常に一定ではないということ、そして逆に指輪は伸び縮みしないため、きつい時間、ゆるい時間がどなたでも必ず来るということ。これをふまえた指輪を作ります。指輪のかたちや幅の広さによってもサイズは測り方が違います。
とくに7mmとなりますと幅が広く、皮膚に密着する面積が広いため、圧迫を受け易くなります。
つまり、幅が広いほど、がまんが必要なのです。
指の太さに指輪が順応することは不可能ですが、指を指輪に合わせてしまうことは簡単です。それでも
がまんしたくない方は3mmを選ばれますが、おしゃれを優先する方は我慢する方、つまりあまりにもむくんだら指輪をはずすとか、むくみがひくまでは指に食い込むのを我慢して乗り切る方を選ばれます。
21号しか入らないくらいのときもあれば21が抜けてしまうくらい細くなるときがあるなら21ではだめだと思います。
こればっかりはご本人しかわからない着け心地です。
ただ、脂肪がたくさんついている指ならば、肉の方が輪っかに順応して、1カ月たってから指輪まわりだけくびれてきます。ウエストのぜい肉と同じことです。
21しか入らないのは今だけで、着け慣れてくればコツをつかみ、抜き差しが簡単になることも考えられます。
多くの男性の指の傾向として付け根が細く、関節が出っ張っているように推測しますので、21で細くなった時に抜け落ちないのであれば
紛失の心配もなく、また血管が拡張する気温の高い日、むくんだ時であっても快適なのは21号だと思われます。
試着後に直すことを今から前提に作るのなら20.5となりますが、リングを長時間着けて汗で蒸れることも考慮した方が良いです。
関節が出ているなら、多少ゆるくてもしっかりひっかかって留まります。なくす心配はありませんね。関節さえうまく通過するテクニックを身につければ問題解決となります。
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ゆるめがお好みの方と、ぴったりでないと気持ち悪いと感じる方がいらっしゃり、つけはずしの時の違和感は
理想は着けるときにひっかからずに入ってでも簡単には抜けないサイズです。
痛みを伴って指輪をつけると、そのうちいやになってくるでしょう。
ある程度むくんでもいいゆとりがあり、毎日一日中密着して汗で蒸れないサイズ。かつしっかり留まり、冷たい海で泳いでからだが縮こまってもするっと落ちたり紛失する心配がない、指を振っても落ちないサイズだと思います。
慎重に慎重に測って指の脂肪の付き具合、関節のでっぱり具合、日常どう着けてはずすか、どのようなシーンで使うのかをよくきいて、最上の一本となるチタンリングが出来上がります。
大量に作られてあとからサイズ直しできるプラチナやゴールドとはそこが違うのです。
サイズが合わなければ詰めればいい、伸ばせばいいと考えている限り、指輪サイズに関するスキルはアップしていかないのです。
絶対に直す必要のないリングを作るのが大前提で細心の注意を払って制作を重ねていくことで、スキルはアップし続けると信じています。
サイズはあとからいつでも直せますよと言うのはとんでもない、サイズがぴったりでありつづける責任をとって作っていきたいと思っています。