キンバリープロセス

ダイヤモンドのキンバリープロセスと紛争ダイヤ
ダイヤモンド・フォー・ピース(DFP)

 
なぜ紛争鉱物、紛争ダイヤへの理解が必要なのですか?
紛争鉱物コルタンの産地であるアフリカのコンゴ民主共和国(旧ザイール)では、長く内乱が続いており、その死者数(暴力・病気・飢えなどを含む)は、1998年からの10年間で540万人にのぼり、史上最悪の紛争との報告があがっています。また、紛争当事者となる武装勢力は、虐殺や私刑、村人の拉致、性的な暴行や奴隷化などの非人道的行為を繰り返し行っていますが、これらの軍資金となるのは紛争鉱物を輸出することで得ています。それを輸入しているのがわたしたちの国だからです。

そういった武装勢力の資金源となっているのが、鉱物資源。

なぜタンタルが紛争鉱物と呼ばれているのですか?
ヨーロッパの紛争鉱物 ~死の貿易を助長する先進国
CONFLICT MINERALS IN EUROPE Stop the EU supporting a Deadly Trade.
中央アフリカ共和国やコンゴ民主共和国の採掘場などで行われる紛争鉱物*コルタンの採掘や貿易は、紛争や人権侵害と関連があるとされてきました。世界最大の市場であるEUは、世界的な鉱物の輸出入を担っており、この業界において善を促進する力を持つ可能性と責任のある立場にいます。
*コルタンとはタンタルの原料となる鉱物のことです。
CONFLICT MINERALS IN EASTERN CONGO
コンゴ東部で採掘されたレアメタルは世界市場に参入し、携帯電話、自動車、飛行機、宝石などの製品に取り込まれています。消費者が自分の使うタンタル製品の中に 海外で暴力を助成した紛争鉱物が含まれているかどうかを知るのはむずかしいとされる一方、
コンゴ武装勢力は、15年以上にわたり、コンゴ東部民主共和国での残忍な戦争の資金を捻出するために、錫tin、タンタルtantalum、タングステンtungsten、金goldの取引を行ってきました。2014年の時点で、東部で進行中の武力紛争のために国内で推定270万人の国内避難民がいました。