指輪の素材としてさまざまな試みを行っています。工房は新しいものが生まれる場所。特に興味があるのは
タンタル、ジルコニウム。チタン、カーボン、チタンの溶接に可能性がまだまだ眠っているのです。
金属はその耐久性を向上させるため、また金属としての重量を軽減するためにあらゆる試みがなされ、カーボンという繊維を編んだような強固な素材が生まれました。そのカーボンとチタンの溶接でできた指輪のサンプルです。
歯科で使われているジルコニウムと呼ばれている白い材料
歯科の人工陶歯は、金属のジルコニウムとは別物(イットリア部分安定化ジルコニア)です。ジルコニウムをもとに作られたファインセラミックス原料は、高純度で粒径や粒度分布が高度に制御された材料です。
イットリアを部分安定化剤として添加したイットリア部分安定化ジルコニアは構造用セラミックスとして、人工陶歯や光コネクタフェルール、粉砕メディア、刃物などの用途で使用されている素材です。
ちなみに歯科で使われるレントゲン防護服の中に入っている金属は鉛です。鉛は放射線をカットするのに有効な金属。