タンタル製リングとコンゴの3TG

タンタルの指輪、金の指輪 3TGの指輪

タンタル素材の指輪を スイスなど海外
から買って、ペアリングとして愛用したけれど、不要になったという方からのタンタルの指輪についてリフォーム依頼がありました。

埋蔵量豊富なチタニウムとは違い、タンタルという金属はリサイクルが必要な、希少な金属であり 加工にも、相当の理由があり、捨ててはならない、リサイクル重要金属として選ばれています。
この国で廃棄される大量の家電製品の中にある、レアメタルなどの有用で希少な資源の山を指して都市鉱山とも呼ばれます。
環境省もリサイクルを推進しています。
鉄、銅などのベースメタル
ゴールド、シルバーなどの貴金属
タンタルなどのレアメタル

ジルコニム、タンタルは塊から削り出す作り方で、輪っかを作る場合、サイズ合わせのために材料に無駄がたくさん切削屑となって出ることになり、廃棄物となってしまうのは環境問題に背反しますのでサイズが入らなくなった、合わなくなったリング、使わなくなったタンタル指輪💍、ジルコニウムの装身具は下取りキャンペーンで買い取ってもらいます。
こちらの実店舗でリサイクル、リフォーム可能です。
リサイクル金属
紛争鉱物への対応 日本の金属労協
レアメタルが紛争に関与していても、不買運動できないのはどうしてですか?アフリカでの紛争を助長する原因がコルタン

ステークホルダー

ステークホルダー(stakeholder)とは、消費者、企業、行政、NPO等の利害関係者。 具体的には、消費者(顧客)、従業員、株主、債権者、仕入先、得意先、地域社会、行政機関など。

タンタルに求められるもの

戦争ビジネスの循環から抜け出してアフリカだけ犠牲にしないためには、ステークホルダー全員と連携し、紛争鉱物不使用に向けた取り組みを実践しながら、深刻化する資金洗浄による紛争の助長を防止し、人権侵害や暴力行為への加担を回避するなど、より責任ある鉱物調達に向けた取り組みが求められています。

最終のゴールは社会福祉投資と自主的に持続できること。

鉱山労働者から末端の需要家までサプライチェーン関係者のニーズに合わせることが企業文化の本来のところであって、この取り組みは、経済と社会の両視点から実現できる証を示すタンタル産業における真の包括計画とビジネスモデルと呼べるもの。
社会的持続可能性と経済的安定性を達成することに産業の意義があると。上原 修氏によれば、タンタル産業にこそビジネスモデルが求められるといいます。

一人の主婦が大企業を動かした/グローバル・エンゲージメント
「平和をつくるを仕事にする ~支援の現場で学んだ人・チーム・世界の変え方~」
コンゴ民主共和国などで、元子ども兵や紛争被害者の自立支援する認定NPO法人テラ・ルネッサンスの創設者の鬼丸昌也氏の話しより以下抜粋
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イギリスの若者たちが、ある新聞広告をうった。その1面広告には、ダイヤのネックレスを身につけた女性の写真があるのだが、そのネックレスからは血が滲みだしている。そして、「あなたは愛する人に、血塗られた紛争の原因となっているダイヤを買ってと言えますか?」と問いかけている。この広告を見た若者らは、宝石を買うときに、「これはどうやって採掘され、誰がどう加工したものか?」と聞くようになったという。やがて、ダイヤの原産地証明書の添付を義務付けるキンパリー・プロセスという制度にもつながっていたと言える。

また、自分が福島県で講演をしたときのことである。聴衆に、自分が使っている携帯電話は子ども兵を有するコンゴの武装勢力との取引によって作られたかもしれないことにショックを受けた女性がいた。しかし、携帯電話は生活に必要なので、捨てるわけにはいかない。そこで、彼女は携帯電話メーカー各社に次のような手紙を書いた。「自分は福島県の主婦で、2人の息子がいる。携帯電話に使われるレアメタルはコンゴでの戦争を引き起こし、子ども兵を生んでいると聞いた。」
すると、1社を除いた全ての会社から回答が来たという。中でも、対応が丁寧だったのはシャープとパナソニック。パナソニックの担当者からの返事には、「恥ずかしながらそのような問題があることを初めて知った。わが社の創業理念に照らし合わせ、調査・検討したい」とあったそうである。
——抜粋ここまで

タンタルを買わないということで解決するものでなく、ステークホルダー全員で関心を向けて動かされていくものだと思います。