ハードブラックチタン

誕生花、誕生石があるのなら、誕生メタルとか、誕生金属なるものを発表してみたい気持ちに駆られます。そもそも誕生石というのも、宝石商の都合や、誕生花なら生花流通の都合というのが大きいとのこと。土用の丑の日にはうなぎを消費するように、バレンタインにはチョコを消費しましょう的なイベント、デビアス社の婚約指輪はダイヤモンドを。そして給料との割合までも宣伝してしまったことがいつのまにかグローバルスタンダードなんだと錯覚させてしまうまでになったり。

ではmonth stone とか birth stoneと呼ばれている各国の方針は?と調べるとやはり世界の宝石商で取り決めたものがあるにせよ、バラバラで、日本の事情でいうと珊瑚だったり翡翠だったり。独自のものも混ざっているようでした。

私が研究し続けたハード・ブラックチタンの指輪などはこうした伝統とは無縁で、誰の誕生日とも関係づけされていないけれど、もし自分の誕生メタルがブラックハードチタンだったとわかったら感動するのでは?と思うのです。黒く輝くメタリックな照り、漆黒のうるしとも違うチタンらしい干渉ブラックです。美しい黒のチタン。