化学的ポテンシャルを指輪に当てはめて考えた

化学的ポテンシャルを指輪に当てはめて考えた
by 黒のコーティング on 2017年11月5日
化学的ポテンシャルというと、電気化学的な面から金属が語られます。化学反応するかしないかに、電気が関わります。でも指輪をするのに、電源を繋げて指輪をはめているという事は想定できませんので、電流を流して金属が指の上でどう耐えるか変化するか、還元する酸化するという話にはなりません。
ただし粒子がどう移動するか、例えば金属アレルギーがどうして起こるかだと俄然関わりのある話になります。化学ポテンシャルの概念に気相、固相、液相があります。物質量の移動が起こるときに説明されます。この物質量の移動を伴うのが化学反応です。この粒子とは電荷を帯びたイオンとか電子と呼ばれるものを指しています。電荷には陽極と陰極があります。

化学的に安定した金属とはどういうことか?
化学的に安定というのは、イオン化傾向が小さい、不安定とはイオン化傾向が大きいこと。俗な言い方でなら、安定な金属はなかなか腐食されないまたは、よほどでないと腐食されないという意味です。化学的に不安定な金属はいとも簡単に腐食される金属ということになります。耐えるか変化してしまうかで序列があります。強さのヒーローは金と白金、つまりプラチナ、ゴールドです。安定な金属は貴金属です。