ジルコニウムの存在量と価格

レアメタルで最も希少で高価なのはプラチナ。最も安価なのがジルコニウム。

 

図録

地殻内の存在量では最も多いのがチタンであるのにもかかわらず、ジルコニウムの方が安価になっている理由は、精製に非常に高い技術が必要になるため容易に金属としてのチタンとして得られ難いという問題があるため。

埋蔵量と価格は比例していないことがわかります。

誤解される地殻内存在と金属

チタンの豊富な存在量というのは、あくまでチタンの原料とされる鉱石の状態を指し、チタンという金属のまま、地面の中に存在しているわけではないという点。
一般の方なら掘ればチタンが埋まっていて、掘り出して流通させると勘違いしています。しかし鉱石を精製し、チタンという金属にするには非常に高度な技術を要する、これがじんるいに歴史が浅い理由の一つです。多くあっても得難い、この事こそがチタンが希少金属と呼ばれる所以であります。

ちなみにジルコニウムというとキュービックジルコニアと混同しがちですが、キュービックジルコニアは透明なダイヤの模造石のことを指します。歯科で入れる詰め物のジルコニウムというのは、ジルコニウムの粉を焼いた燒結体で、これもジルコニアセラミックの方が正しいです。
キュービックジルコニアはダイヤの偽物というイメージを持つ方もいらっしゃるようですが、天然石にまとわりつくパワーストーン的なパワーのような引きずったものを嫌う方はあえて、人工石を選ぶということもあります。

*以下 資料出典/金?ダイヤ?高価な元素の価格ランキング
チタンのgあたりの価格チタンのgあたりの価格

タンタルのgあたりの価格
タンタルのgあたりの価格

ジルコニウムのgあたりの価格ジルコニウムのgあたりの価格